最終更新日:2016-05-07
ガバッと起きて、かゆいのは我慢して掻くのをやめる。
ひっかくと悪化するであろうことは素人にも容易に想像できる。
滅多に蕁麻疹など出たことがないのだが、そういえば十年くらい前に一・二回発症したことがある。その時は病院に行って点滴なんかを打ってもらったが今はそんな余裕もなく、なにか応急的に処置できないかと思い、早速ググる。
かゆいので集中できない中、とにかく温めると良くないという情報を得る。
起き抜けの冴えない頭で決断する。よし、冷水を浴びよう。
風呂場へ急ぎ、服を脱ぐ。蕁麻疹はかなり進行しているようだ。赤く「ぷくー」と腫れている。
シャワーからまずは人肌程度のお湯を出す。いきなり冷水を浴びたらきっと死んでしまうからだ。
そして足元から徐々に人肌を浴びていく。水と体の境目が段々と曖昧になっていく。
体は水になり、空気になり、自然と溶け込んでゆく。
でも当初の目的を果たさないので冷たい水にする。
ヒヤッと冷たーいよー等と言いながら(嘘)水浴びをする。
マジで冷たい。
寒い。
最後は震えながらも患部を冷却していく。
風邪ひきそう。この部分が根性です。
風呂から出てタオルで体を優しく拭く。ここで肌に刺激を与えてしまっては元も子もない。
タオルの毛羽立ちも刺激になるやもと一度濡らしてから絞って使う。身体を冷やすのが目的なので水分を拭ききれなくても良い。
生乾きの体で衣服をまとう。気持ち悪い。
果たして今までの自分の行動が正しかったのか疑問に思いながらも取り敢えず朝食をとる。
食後は栄養補給のためドリンクをゴクゴク。食べた後に飲むのが吸収的に良いらしい。
さてどうだ。段々と腫れが引いていくではないか。
これは、「奇跡」だ。私は神に祈った。
サンクスゴッドと唱える。天は我を救い給うた。
そこでふと気づく。そういえば我が家にはメンソレータムが、あったはずだ。
入れ物の裏の「効果効能」を読んでみると「じんましん」に効くとあるではないか。
これだ!
すかさず私は衣服を脱ぎ捨て全身にメンソレータムを、塗る! 塗る!
ぬるぬる
その後、担々麺を食べられるまでに回復しました。
パーペキに治った。

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